タンザニアでの3カ月滞在を終え、お世話になったたくさんの心優しきタンザニアの人々ともお別れ。今回の別れはこれまで以上に辛いものでした。たった数カ月だったけど、この子供たちが僕くらいの歳になった時にタンザニアは、世界はどんなふうになっているのかな としみじみ考えたりします。なんてあたたかい国だここは。
ここにはまた戻ってくるんじゃないか という確信めいたものがあるので、またいつか、仕事見つけていっぱいお金稼いで帰ってきたいと思います。ダルエス大学に通う友達と、一緒にビジネスしたいね ねんて話したし。
居心地のよいところを抜け出すのは少し余計にふんばる必要があります。ぼくはタンザニアとザンビアを結ぶTAZARA鉄道に乗り、860キロ丸1日かけて南部のムベヤまでいき、そこからマラウイに入りました。中国政府によってつくられたこの鉄道。当たり前のように出発が5時間遅れました。国立公園をつっきっているため運がよければ野生動物が見れるとのことでしたが、牛やヤギをはじめとするりっぱな家畜たちしかみられませんでした。けれど、またバスとは違った景色で、へき地の人々の生活も垣間見ることができとてもいい時間でした。
駅で止まるとバナナやらカシューナッツ(タンザニア名産品 めちゃくちゃうまい)やらマンゴーやらをかかえた人々が窓からのぞき込み売り込んできます。子供たちが窓に向かって なおんば、きどご(少しだけ恵んでください)と両手を差し出して、それに向かって集めるとお金になる空のペットボトルや、少額のお金、パン等を投げる乗客。まあ距離があるから手渡しはむずかしいんですけどね。ショッキングでした。
僕は一等席を3週間前に予約していました。同じコンパートメントに4人。なぜか隣の人のでっかいブラウン管テレビや大荷物が詰めこまれぎゅーぎゅう。他の三人はザンビア出身でスペアパーツを売る仕事をしているとのこと。出張先のタンザニアから帰国です。中国や香港にもよく出張で行くそうで、もちものはやはりすこしリッチ!
車内食堂は高いので飢えをしのいでいた僕をみて、あわれそうに、なんかかってやろうか?と言われました笑
なんかくやしかったので、ただ食べる気がしないだけだ!ありがとね! と笑顔で返しました。
マラウイに突入します。